最強チームにまとめる技術


【要点(前編)池本克之著「最強チームにまとめる技術」】

サラリーマンをした後、ベンチャー企業の経営に参画。経営者として数社で力を発揮、現在はコンサルタントとして活躍している方です。

著者は、「チームシップ」という言葉を発明し商標も取得しています。

「チームシップ」とは「チーム内の地位や役割に関係なく、メンバーの一人ひとりがお互いを理解しながら、チームとしても成果のために成長すること」と定義しています。

リーダーになると「リーダーシップを発揮しろよ」と言われれますが、これがくせもので、空回りする場合が少なくないとのこと。むしろメンバーのやる気を削ぐと言っています。それは課長がメンバーのそれよりもチームシップの強化に重きを置き、これをサポートするのがリーダーの役割と考えています。よくあるのが上司受けのいい課長。こんな課長にリードされるとメンバーの味方でないと判断されチームは機能しないようです。

リーダーのやるべき仕事とは、「正しい目標設定をすること」「目標達成の具体的方法を示す」「現実を正しくみる」「進捗管理ができる」としています。

しかしチームシップが強化されてくるとチームでリーダーのやるべき仕事ができるようになるので特別なリーダーは必要なくなる。著者はチームを雁の群れに例えていて、雁の群れでは先頭を飛ぶ雁は固定されておらず入れ替わっているとし、チームシップの強化された理想の姿としています。

著者のチームビルディングの手法はTDC(Teamship Discovery Camp)というもののようで、まずチームの目標を設定する。そして現実とのギャップから生まれる課題を見つけて、どうやったら課題が解決するか行動すべきことを話し合い、他人事を自分事にしていく。そして管理者という名の責任者をその行動ごとに決めてメンテする。全員が各々の役割を明確に把握し行動するだそうです。決定するのは「目標」「期限」「成果レベル」のようです。ただし最初に取り組むべきは、この本でもメンバー同士の相互理解のようです。ただ詳しくは触れられていませんでした。また成功体験を積むことについては記述が見当たりませんでした。

(後半に続く)  


Posted by はかせ at 17:00 | Comments(0) | チームに関する本